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商業まちづくりとは

 商店街は、身近でなじみのある商業集積として地元の人々の生活を支えており、少し前までは買い物といえば商店街という、楽しい賑わいのあるイメージがありました。しかし近年、消費者の価値観の多様化や郊外への大規模小売店舗の出店などで商業環境は大きく変化し、多くの商店街への買い物需要は減少の一途をたどっています。
 一方、地域社会では、コミュニティの希薄さが問題視されており、その解決策のひとつとして、地域内に誰でも気軽に訪れることのできる場の設置が必要とされています。それは、地域住民の「触れ合い」・「支え合い」・「憩い」等の拠点となる場です。

 そこで、何かのついでにちょっと立ち寄れる地域の商店街に、地域コミュニティの拠点としての機能を付加することで、商店街に賑わいを取り戻し、地域の活性化につなげていこうという動きがあります。これが、「商業まちづくり」の取り組みです。

 今までの商店街は、販売促進のためのイベント実施の場など商業的側面からの活用が主でしたが、子育てママの溜まり場、高齢者の憩いの場、生涯学習に取り組んでいる各種NPOの発表の場などとしての活用により、商店街が地域全体の賑わいの拠点として位置づけられるのです。
 また、企業メセナ(本来は企業による歴史・文化の支援活動という意味であるが、現在では企業の社会貢献的要素で用いられることが多い)の観点から、地元企業との連携強化を図りながら地元の賑わい創出を推進している事例も生まれつつあります。
 これからの商店街は、商いだけの場から「生活の拠点」へと役割を広げていくことが求められています。

 しかしながら、商店街が「生活の拠点」となり得るためには、商業集積地としての機能を維持していることが前提です。個店では大型店にはない専門店のこだわりや独自性を打ち出した商品、サービスの販売を心掛け、商店街としてはPRや地域のニーズに即したシステムづくりなどで個店のがんばりを支援することが大切です。

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